2021年10月9日(土)にサービスラーニングの一環として、大分県竹田市において古代米の掛け干し体験および最新の技術を使ったトマト栽培に関する学習会を行いました。この活動に22名の学生が参加しました。
竹田市は全国的に見ても少子高齢化の進んだ地域ですが、主要産業である農業で、より付加価値の高い商品を生み出す活動に努めています。そこで今回は、ちよみ自然農園において、古代米の掛け干しを体験しました。掛け干しは昔から伝わる農法で、稲を適度な乾燥状態に保ち、栄養を穂先に集めることを目的に行われています。これらの作業を午前中を通じて実施したあと、屋外で自然農法や古代米の特徴などについて説明をいただきながら、手作りの食事を秋空の下で頂きました。
午後からは同市の荻町で近代的なトマト栽培に取り組む、農事組合法人エコファーム21を訪問し、代表の太田修道氏より、農業栽培の技術や農業に携わることの意義などについて説明を受けました。この法人では3.5ヘクタールのトマトハウスに約7万本、年間500トンを超えるトマトを栽培しており、西日本でも有数のトマト生産量を誇っています。こだわった技術によっておいしいトマトを追求し、地元の雇用創出にも貢献しています。こちらで実際にトマトを収穫するとともに、活発な質疑応答が行われました。
活動終了後は、テレビCMなどでも有名な白水ダムを訪問し、また年間を通じて竹田市に訪問してもらう取り組みを続ける来竹(らいちく)の活動を見学しました。
今日1日を通じて、竹田市における農作業を支援するとともに、持続可能な農村社会の在り方について考える良い機会となりました。
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