2021年6月5日(土)にサービスラーニングの一環として、上野ヶ丘地域の清掃および歴史探索活動を実施し、28名の学生が参加しました。
大分県立芸術文化短期大学の所在する上野ヶ丘地域は、数々の遺跡が存在し、歴史的に重要な場所になっています。そのため大学の近隣を清掃しながら、古墳時代から戦国時代にかけての歴史や文化を学ぶことで、まちへの理解をさらに深めるため活動が行われました。
参加した学生は、朝9時に大学に集合し、そこからまちに落ちているごみを拾いながら、最初に南蛮BVNGO交流会館に行き、大友宗麟時代の歴史について学びました。ここではシアターや当時の戦国大名のなかでも最大級の大きさと優雅さを誇ったとされる庭園(2020年に再現)を見学し、スマートフォンを使ったVRツアーで当時の館の姿を学びました。また担当教員である綾部准教授から、当時の府内まちの特徴や南蛮貿易が日本にもたらした影響などについて説明がありました。
次いで大学周辺にある「まこもが池」と5世紀ぐらいに造られたとされる「大臣塚(前方後円墳)」を訪問し、百合若伝説について学びました。そのあとは平安時代に造られたと考えられている元町石仏、岩屋石仏を訪問し、石仏の特徴、作られた理由、遺跡保存の難しさなどについて説明を受け、理解を深めました。
今回の活動では、大学の立地する上野ヶ丘周辺地域が歴史的に重要な位置づけにあったことを学ぶ良い機会となるとともに、近隣地域の環境美化にも貢献しました。
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