1月13日(土)に、サービスラーニングの一環として、大分市野津原福宗地区において、くちなしの実の収穫作業を支援しました。くちなしは、栗きんとんやたくあんの着色料(黄色)として用いられる他、大分県内では臼杵の郷土料理である「黄飯」になどにも用いられています。また昔から繊維の染料としても用いられています。
いま日本国内ではくちなしを栽培している農家はほぼ無くなっており、大分県内で唯一生産するこの地域でも、高齢化と過疎化が急速に進んでいることから、収穫を支援することになりました。この活動に13名の学生が参加しました。
参加した学生達は、朝からくちなしを使った伝統料理について実際に説明を受けて調理をしました。調理では、黄飯カレー、パエリアの仕込みをして、調理をしている間、全員でくちなし収穫を行いました。作業後、完成した料理を皆で料理を味わい、大分の伝統料理について理解を深めました。
参加した学生からは、「斜面での収穫が大変だった」「パエリアと黄飯カレーがとても美味しかった」「楽しく貴重な経験ができて良かった」「ネットで販売すれば全国の方に買ってもらえるのではないか」などの意見が寄せられました。
今回の活動を通じて大分市内の過疎・高齢化地域の現状と理解するとともに、大分県の伝統的な農産品の活用などについて学習しました。
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